初歩のうちから名曲に触れるための一考察

初級の生徒さんのレッスンで思うところがありました。

ピアノ名曲集の中に入っている曲で、ショパンの「別れの曲」をレッスンしているのですが・・・
今この曲をやるべきかな?
と、考えてみました。

曲集では、バイエルの中頃のレベルで弾けるように易しい編曲になっています。
でも、原曲はもちろん易しくはありません。

この曲は、名曲中の名曲で、演奏技術の面からも音楽表現の面からも難しい曲です。
単なる練習曲を超越した、芸術的作品とも言うべきショパンのエチュードの中の曲です。

エチュード「別れの曲」
エチュード Op.10-3 「別れの曲」

この曲を今のレベルで弾かせる?
あるいは、この曲が原曲のまま弾けるレベルに到達するまで大事にとっておこうか?

それはどちらでも構わないと思いますが・・・
初歩のうちからショパンのこのような芸術作品に触れさせることは、悪い事ではないと思います。

大事なことは、クラシックの難しい名曲を易しい編曲で弾く場合、本当の曲(原曲)を知っているか、聴いたことがあるか、なのです。

原曲を知った上で、いつか本物を弾けるようになりたい、と憧れを持ってほしいし、また今は易しい編曲だけれどその曲が持つ魅力を少しでも味わえる・・・
そんな風に感じてもらえたら、とも思います。

習い事の一つ、趣味のピアノでも「いつかあの曲が弾けるようになりたい!」と生徒さん本人が、その様な気持ちを持ってピアノと向き合ってほしいです。


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chika

Author:chika
上野学園大学卒
全日本ピアノ指導者協会会員
好きな作曲家:ショパン、ベートーベン
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